東洋・西洋占星学研究の第一人者 上田きょうやの公式サイトです。

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なぜアレクサのCMは批判されるのか 
 最近、CMの「アレクサ男」が嫌われていることで共感を集め、話題になっていますね。
たとえば歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんの2019年9月3日のツイッターでの発言です。
「アレクサのCMの息子みたいな男苦手だな~」というもので、多くの「いいね!」を集め、ファンからは「あんな男絶対嫌だもの」といった多数の賛同意見が殺到。しばらくするときゃりーさんは寄せられたリプライに対し、「マザコ、、、」「お母さんにありがとうも言えない奴が彼女大切にできる気がしません」と返信し、これまた多数の賛同を得た、ということです。

これについては意識の表層の部分でのいろいろ分析が出ていますが、
深層的なことについて、ご説明します。

「アレクサ~して」という言い方は、
日本の生活空間に「一方的な命令」の概念を入れているから起こります。
日本では奴隷文化の概念が薄いせいもあり、働いている人は皆同じ立場の人間です。
この発想の違いは、たとえば、架空ロボットについても、日本では鉄腕アトムであり、ドラえもんです。ロボットは命令する以前に人間の友であり、お願いがあれば相談したり頼んだりする存在です。
一方、西洋では、故ホーキング博士まで「ロボットは人間を破壊する」と警告を出していました。これはある意味その通りなのですが、しかし同時に、ロボットは召使いであり使用人であるという視点になっています。

 これは占星学の概念では、「印がない状態」といいいます。
生活空間に印を忘れると、それは母性や目上目下に対する親近感がなくなることを意味します。
公の場ではなくても良いのですが、私的な場所でそれが欠けると、人はその内容に難癖を付けたくなったりします。

 アレクサCMの男性が嫌いというのは見ている側の自由な一感想に過ぎません。これは印が欠けた状態を見た日本人の標準的な反応です。私たちは家庭の中に命令口調があることが嫌いなのです。
 それを専門家が「それはアレクサ男が心理学的に~だから」といった言い方をすると、その時点で大きくずれてくるわけです。(そこに本質はない)。
 表面的に「ここが良い・ここが悪い」と事象だけを追いかけていると、その根本にある他者との関係性に目が行かなくなります。

東洋の占星学は単なる「当て物占い」ではありません。
人間のまだ言葉になっていない心理や事象を知ることで、よりよい世界を目指しています。

ちなみに私はアマゾン・エコーのCMが好きで、小さい子が「歯が抜けたよ!」と祖母に報告するものなど特に大好きです。特に音を消してみると良いです。
https://www.youtube.com/watch?v=omKZX6jvHHQ



第127回ハイブリッド占星学講座HOME九星開運暦令和2年(2020年)版

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