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西洋占星学と室内楽 

 私の研究は、たとえば、作曲家の中で、なぜ「交響曲型作曲家」(ベートーヴェン、ハイドン、バッハ・・・)といった人たちと、「オペラ型作曲家」(モーツァルト、ワーグナー、ヴェルディ、R.シュトラウス・・・)等に分割されるのか、というところから始まりましたが、それは室内楽の分野にも当てはまります。

「交響曲型作曲家」火の星座(ベートーヴェン、ハイドン・・・)=弦楽四重奏曲
「オペラ型作曲家」風の星座(モーツァルト、シューベルト・・・)=三重奏曲・五重奏曲

 室内楽における、弦楽四重奏曲の確立者はボッケリーニ(うお座)ですが、弦楽四重奏曲よりもさらにチェロを加えた五重奏曲が有名です。うお座は水の星座ですが、構成力(のなさ)から考えて、風の星座よりの個性ですね。

 弦楽四重奏曲というのは、オーケストラの4パートと呼応するかのように、一つの大きなまとまった音楽を、分割して各パートに担当させるという意識が先行するもので、つまり構成がしっかりするわけですが、奇数の構成になるとそれに楽器を足したり減らしたりすることで、音楽の「遊び」の度合い・自由度のようなものが生まれ、各楽器の音色をさらに尊重した音楽になるといえます。おひつじ座のハイドンもいて座のベートーヴェンも、弦楽四重奏曲を中心に傑作を残していますが、それに比べれば三重奏曲や五重奏曲は今ひとつです。それに対して、みずがめ座のモーツァルトやシューベルトはピアノやクラリネット、そしてもうひとつチェロを加えた作風でより成功しています。もちろん弦楽四重奏曲でも大変な傑作を残しているのですが、それでもなお奇数重奏の作品で成功しているのです。

こうして調べてゆくと、

A 火 「交響曲型作曲家」火の星座(ベートーヴェン、ハイドン・・・)=弦楽四重奏曲
B 風 「オペラ型作曲家」風の星座(モーツァルト、シューベルト・・・)=三重奏曲・五重奏曲
C 水 「メロディー先行型」水の星座(ボッケリーニ、ショパン、ヨハン・シュトラウスJr)
D 地 「音響型」地の星座(ブラームス、ドヴォルザーク、ブルックナー、チャイコフスキー)

このうち、Aが純粋な構築型の弦楽四重奏曲向きで、Bとほぼ同じくCは奇数室内楽曲型、Dはなんでもござれ、という印象ですね。

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