小説の類を読むときには、つい作者の星の配置を推測してしまうものです。太陽星座がなにであるかはもちろんのこと、月・金星・火星くらいまでは当てられます。キャラクターが立っている場合には、ヒロインなら金星、ヒーローなら火星はかなり簡単に当てられます。最近あまり読んでいなかったミステリー小説の類をいくつか読みました。その一つからご紹介です。
『もののけ本所深川事件帖 オサキ江戸へ』内容(「BOOK」データベースより)
江戸・本所深川で、献上品の売買を行う、献残屋の手代として働く周吉。彼はオサキという妖狐に憑かれたオサキモチであり、いつも懐にいるオサキに、恋に仕 事にと、やることなすことからかわれている。ある夜、辻斬りに襲われ、殺人も起きる中、店の一人娘・お琴がいなくなった。周吉はオサキモチの不思議な力を 使い、お琴を捜しに夜の町へ出て行く。おとぼけ手代と妖狐一匹の妖怪時代劇。・・・
作者の
高橋由太さんは、非常にすっきりとしてリーダブルな文体を持っています私は先に誕生日を知ってしまったので、当てたことにはなりませんが、
太陽はてんびん座。
こんな時はいつもエフェメリスで調べたい気持ちをぐっと抑えて、先に作品を読んで、当てます。ついでに確認のためにもう一シリーズ
『唐傘小風の幽霊事件帖』も見てみました。これで決定。
月はみずがめ座。語り口は、明確な「形式感」があります。
あと、男性像をあらわす
火星は、てんびん座。これは決定!
男性主人公の行動パターンが明らかにてんびん座なのです。
周吉のハンサムだが優柔不断なキャラクター、さらに「唐傘小風の幽霊事件帖」こちらの主人公の
伸吉も同様です。
さらに女性像をあらわす
金星は、おとめ座。(これはちょっといて座かなと迷いましたが。)お琴は美人で強気のキャラクター。でもこれだけで「ああ、それなら金星は火の星座だな」などと決めてはいけません。さらに
『唐傘小風の幽霊事件帖』の
小風の、
気ままでかなり濃い個性で決定。
――おとめ座ですね。
「おとめ座だからオトメチック」などという解釈をしていたら改めましょう。おとめ座はかなり個性的です。
西洋占星学は、人間の内面をみる学問です。興味のある方は、こうした作品分析から、占星学への感性を磨いてみてください。
こうした分析には本当は音楽作品で行うのが一番的確で情報量も多いのですが、一般には難しいので、小説や漫画作品での分析がオススメです。